
オーダースーツとは
オーダーの方式

オーダースーツってなんだか敷居が高いイメージがあるんだけど……当店に初めて来られた多くのお客様はそういった思いをお持ちです。一口にオーダースーツと言っても価格差がございます。それは品質が大きく異なるのではなく、原型のとり方の違いによって生じます。建築で言えば工事そのものより設計の部分にコストが掛かっている、という風にご理解ください。
では、どのように合理化を図るのか…オーダースーツの歴史の中で様々な作り方が試され、現在では概ね3つの方式がございますので、ご紹介させていただきます。
1. パターンオーダー
縫製〜納期〜価格等、あらゆる観点からみて、現時点でもっとも合理的なオーダーシステムです。
お客様には、「ゲージ服」と呼ばれるサンプルパターンの中から、最適なサイズ選びから始まり、着丈、袖丈などの微調整や、好みのフィット感やサイズ感を加味しながら調整してまいります。この方式により、価格は抑えめ、納期は早め(3〜4週間)という、リーズナブルで合理的なオーダーシステムが構築されました。当店ではこの、オーダースーツの新たな基準となったこの「パターンオーダー方式」を採用致しております。店内には豊富なサイズに対応したケージ服をご用意し、様々な体型、ご要望にお応え致します。
2. イージーオーダー
スーツの元となる「型紙」を作らずに、縫製工程を機械で仕立てる「マシンメイド」で作り上げます。納期は1ヶ月ほどで出来上がるのが一般的です。
3. フルオーダー
その名の通り何から何まで指定ができ、自分の体と好みに完璧に合わせた最高の1着を注文できる方法。
お客さまの体型を細く採寸後、オリジナルパターン(型紙)を起こし、裁断した生地をしつけ糸でスーツの形に縫い上げた状態でフィッティングを行う「仮縫い(かりぬい)」が特徴で、手間のかかる分、納期も1〜2ヶ月を要します。ただ、現実的な問題として、コストがかかりすぎることから、フルオーダーを希望されれるお客様はほとんどいらっしゃらないのが現状です。

Torajiro's Shop
You should wear genuine suit not compromising.
